YOU & NIKE SB 8 "YOSHIHARU YOSHIDA"

20230404

おはようございます。

NIKE SBにまつわる写真を振り返る企画 ”YOU & NIKE SB" 。

8回目の今回は、現在は石川県に住むヨッチャンこと吉田良晴の2004年前後の写真を振り返ります。

今(2023年)から19年前。

撮影面で、筆者は 35mmポジフィルムとHasselbladの中盤フィルムを併用していた時代、

デジタルはまだギリギリ使っていなかったかな。

どんな写真が出てくるか。

YOSHIHARU YOSHIDA, BACKSIDE SMITH GRIND, KOJIMACHI TOKYO
YOSHIHARU YOSHIDA, BACKSIDE SMITH GRIND, KOJIMACHI TOKYO 2004-11-04

スタイリッシュと言えばバックススミス。

麹町駅近くのレッジでスロープイン。

当時のJAPANライダーは、ヨッチャン、竜人(藤井竜太郎)、

SINGO(岩崎進吾)。今で言うフロー的なポジションで、

TXCMが作られるなど濃い活動があった。

写真の面では着地のスロープが見えて欲しいな、

とか、やたら左に寄せたね..ーとかとか。

CLOSE UP
CLOSE UP 2004-11-04

シューズはDUNK LOW。デニムとのカラーリングが抜群です。

スウッシュとソールのオレンジが画面のアクセントにもなっている。


基本的に自画自賛スタイルでいくので、よろしくお願いしますね。

YOSHIHARU YOSHIDA, OLLIE, HIKARIGAOKA TOKYO
YOSHIHARU YOSHIDA, OLLIE, HIKARIGAOKA TOKYO 2005-03-13

撮影の日付を見てみると2005年の3月13日とあった。

光あふれる陽気は初春の日差しか。光ヶ丘にこんな場所があるとは。

路面のタイルがかなりガタガタしているため、

ファンスケートできる感じじゃなかったと思うけど、

また行ってみたい。

CLOSE UP
CLOSE UP 2005-03-13

シューズはDUNK。

DUNK と JORDANはとても似ているシューズですが、

見分け方として、ソールの最下層に注目。

横から見たときに段がついているものがDUNK、

段がなく直線のものがJORDAN、となります。

またタンと踵部分にウィングマークがあるのがJORDANです。

LEFT: OLLIE UP TO FRONTSIDE TAIL-SLIDE, CENTER: PIVOT TO FAKIE, RIGHT: BACKSIDE KICKFLIP
LEFT: OLLIE UP TO FRONTSIDE TAIL-SLIDE, CENTER: PIVOT TO FAKIE, RIGHT: BACKSIDE KICKFLIP

ヨッチャン、2004年前後のスケートフォト・コンピ。渋いぜ。

フィルミングは、この頃は森田君(森田貴宏)とナカジ(中島卓也)がやっていたっけな。

フロントテールとバックサイドフリップは後にあげるビデオの中でも登場するので注目を。

ロケーションは左から、中野サンプラザ横の駐車場、

中央は光ヶ丘、右は茨城県水戸市。

YOSHIHARU YOSHIDA, OFFICE
YOSHIHARU YOSHIDA, OFFICE 2004-10-15
YOSHIHARU YOSHIDA, DECK
YOSHIHARU YOSHIDA, DECK 2004-10-15

2004年当時のヨッチャンの事務所にて。当時のPCやらFAXなどの事務用品が並ぶ。

今で言うグリップテープジョブで、人物の横顔を描いている。

YOSHIHARU YOSHIDA, GAP TO NOSE BONK, NAKANO-SAKAUE TOKYO
YOSHIHARU YOSHIDA, GAP TO NOSE BONK, NAKANO-SAKAUE TOKYO 2004-06-02

中野坂上の交差点。

2004年当時は地下を通るバイパス工事が続いて10年以上、

一体いつになったらこの工事は完成するのか?ってくらい

長期間の道路工事のまっ只中。

背景の赤いネオンは全て道路工事の赤ランプで、

写真的には良い味付けだな。

2023年の現在も都会の喧騒は相変わらず。

CLOSE UP
CLOSE UP 2004-06-02

シューズはDUNK LOW ブラック × ホワイト。

ノーズボンクのフェティッシュな瞬間とゴミ箱のベコベコ具合が好きです。

当時2号めか3号目を迎えたSb skateboard journalで1P立ち落としで掲載されて、

筆者は機嫌良くなっていました。

この後ヨッチャンはスケーターから、

ミュージシャン「OPSB」として数々のスケートビデオに楽曲を提供

(APPLE MUSICやYOUTUBE MUSICでも取り扱いあり。)

今は石川県で九谷焼+スケートのショップを運営するなど、

エネルギー溢れる動きをしています。

→CHECK INSTA : @kukutani_japan @yoshiharu_yoshida

ということで、ではまた次回。

YOU & NIKE SB 7 "HIROYUKI MATSUO"

HIROYUKI MATSUO, FRONTSIDE 50-50, SAITAMA
HIROYUKI MATSUO, FRONTSIDE 50-50, SAITAMA 2010-06-21

当時あった雑誌TRANSWORLD SKATEBOARDING JAPAN、松尾ヒロのインタビュー記事からの写真。都心から離れた田舎の風景、人通りなし、車通りなし。夏の日差しと青空あり。

CLOSE UP
CLOSE UP 2010-06-21

シューズは JANOSKI ブラック。NIKE SBシリーズの中で最もロングセラーとなったシグネチャーモデルの1つ。シンプルかつベーシックなデザインでデイリーユースにも対応しやすく、筆者も20足以上はお世話になった。

HIROYUKI MATUSO, KICKFLIP BACKSIDE 50-50 GRIND, SAITAMA
HIROYUKI MATUSO, KICKFLIP BACKSIDE 50-50 GRIND, SAITAMA 2010-03-25

とある団地内のハンドレール。夕暮れ時、あと少しで日が暮れてしまうギリギリのタイミング。この場所は、レールの他にもギャップやキンクレールが点在しており、当時は松尾ヒロと共に足繁く通った。

CLOSE UP
CLOSE UP 2010-03-25

シューズはBRUIN 。足馴染みが良いシューズだったな。最近のモデルではスウッシュが小さくなり、よりシャープなデザインになっている。

HIROYUKI MATSUO, FRONTSIDE SMITH SRIND, SAITAMA
HIROYUKI MATSUO, FRONTSIDE SMITH SRIND, SAITAMA 2010-05-19

ソリッドなレンガ敷きの11段、鉄製の角レール。ふむ。良い音出してそう。このスポットもヒロや亮太(阿部亮太)やブチ(川淵裕聡)、池田幸太たちと何度か通った場所。アプローチは短いので、コンパネ等が必要になる。

SCLOSE UP
SCLOSE UP 2010-05-19

シューズは BRUIN のイエロー。右足の歪み具合がフロントスミスの凄みを、ジワリ醸し出している。

HIROYUKI MATUSO, OLLIE, SAITAMA
HIROYUKI MATUSO, OLLIE, SAITAMA 2011-01-24

蛇行してスロープにアプローチするややクセのあるバンプ・トゥ・バー超えのオーリー。チャリ、軽自動車、三角屋根、埼玉暮らしの夕暮れ時。

 シューズは JNOSKI ブラック。シューレースがレザーのタイプ、丈夫で切れにくんだよな。それにしても、後ろ足の寝かせ具合よ。
 シューズは JNOSKI ブラック。シューレースがレザーのタイプ、丈夫で切れにくんだよな。それにしても、後ろ足の寝かせ具合よ。 2011-01-24
HIROYUKI MATSUO, BACKSIDE CROOKS TRANSFER, ODAIBA TOKYO
HIROYUKI MATSUO, BACKSIDE CROOKS TRANSFER, ODAIBA TOKYO 2011-06-25

2011年6月に撮影したヒロのKトランスファー。同年3月の東日本震災の日も我々は同じメンツでお台場で撮影をしていた。お台場は埋立地

であるため、よく揺れたし、いろいろと驚くべき事象も起きたが、その日から3ヶ月後...。こうしてお台場に戻ってきて、また撮影しているのだから、スケーターとはマジで懲りない奴らのようだ。

HIROYUKI MATSUO, FAKIE FRONTSIDE KICKFLIP, ODAIBA TOKYO
HIROYUKI MATSUO, FAKIE FRONTSIDE KICKFLIP, ODAIBA TOKYO 2011-06-25

さらに...2011年6月25日の同じ日にこの写真も撮れた。2022年現在、この場所は遊歩道になっていて海際に手すりがついているが、この当時はまだ無かった。90年代から東京のスケーターに「もうあの場所はメディアに出過ぎ」とか「技が出尽くした」とか言われながら、なんだかんだ愛されてきた場所。

CLOSE UP
CLOSE UP 2011-06-25

足もとは、やはりJANOSKI ブラック。この写真のようなシューレースの浮遊感や、ソール部分のキズや汚れは、絶対に、フェイクやポーズで撮れるものではないため、撮影者としてはゾクゾクするほどの真実味を撮れたと、ぶち上がるディテールであります。

HIROYUKI MATSUO, GAP TO BACKSIDE LIPSLIDE
HIROYUKI MATSUO, GAP TO BACKSIDE LIPSLIDE 2011-02-13

品川の運河沿いの遊歩道スポット。この当時は2011年、その7年後の2019年には対岸にNIKE SB DOJOパークができる。スケーター目線では聖地巡礼的な場所と言えるかもしれない。2022年現在のABDはこんな感じ。
■中村隆太 GAP TO BACKSIDE 50-50(2005?)
■松尾裕之 GAP TO BACKSIDE LIPSLIDE(2011) 
■松尾裕之 GAP TO BACKSIDE CROOKS(2022)

とうことで今回は以上です。この頃の松尾ヒロの写真は多い...! セレクト作業に迷いながらも、非常ーーに楽しく振り返りました。

ではまた次回。

An online skateboard zine by Nobuo Iseki.
Go to shop: nobuoiseki.thebase.in

Powered by RED STUDIO INC.

Copyright 2024 © All rights reserved.

Web design & development by upcoming.studio