
Check Out Skater-Owned & Local Skate Shoes Brands【Jpn.】
Words by Stinky Eagle
先日、日本に上陸したばかりのシューズブランド「Village PM」のポップアップを訪れました。
シューズといえば大手ナショナルブランドが目立つものの、スケートシューズの場合はそれだけにとどまりません。その国や地域で独自に広がるものや、スケーター自身の手によって生み出されるブランドも多く存在し、それこそがスケートカルチャーの奥深さだと体感しました。
その体験をきっかけに、今回はコアなものからニッチなブランドも、ドメスティックのブランドまで、スケートシューズを改めて調査!それぞれの背景にある思想やプロダクト、特徴にフォーカスしながら、個性や魅力について迫ります。
- ・VILLAGE PM (@village_pm)

フランス・パリを拠点に2024年にスタートした、スケートボード専門のシューズブランド。創業者の Basile Lapray と Bram De Cleen が、フットウェアデザインとスケートカルチャーへの深い理解をもとに立ち上げました。デザイン協力には、アウトドアシューズの技術開発で知られる Julien Traverse(All Triangles) が関わっています。
「Village」はローカルコミュニティ、「PM」は夜=ストリートで滑る時間帯を意味し、ストリート×カルチャー×デザインの融合を表現しています。スケーターが本当に欲しい機能を追求し、実際のストリートスケートを想定して開発されているので、履き始めから足に馴染むフィット感・衝撃吸収に優れたソールとラバーの耐久性・快適性のバランスが取れた設計となっています。
ブランドコンセプトは「スケートボーディングには、進化したフットウェアがふさわしい」。従来のスケートシューズにとらわれず、新しい構造と機能性をアップデートしながら、普段履きもできる洗練されたデザインになっています。特徴は、ヴァルカナイズドでもカップソールでもない、独自開発のラバー構造。つま先からかかとまで包み込むソフトで粘りのあるラバーが、安定したフリックと繊細なボードフィールを実現し、つま先とかかとに備えたストラップで簡単に着脱できるうえ、かかとの型崩れも防止も両立しています。
足本来の非対称な形状に合わせたアシンメトリーデザインのフルレース仕様により、足全体を均等にホールドし、無駄のないフィットを可能にした“次世代型スケートボードシューズ”です。
細身なシルエットのため、足幅が広い方は通常よりハーフサイズ〜ワンサイズ上げての着用をおすすめします。
- ・ÖUS (@ous_official)
2008年、ブラジル・クリチバのスケートシーンから生まれたフットウェア&アパレルブランド。Rafael Narcisoを中心としたローカル主導のチームによってスタートしました。
「スケーターによる、スケーターのためのシューズ」をコンセプトに、リアルなスケートシーンから製品開発を行っています。 スケートシーンを軸にしつつ、スケート以外の様々なブランドとのコラボレーションも行い、より広いストリートカルチャーと結びついたブランドポジションを築いています。
また、リサイクル素材を使ったモデルや、動物由来素材を使わないラインなどもあり、自然環境への配慮もブランドのポイントです。ブラジル国内ではコアなスケートブランドとして支持を集め、近年はヨーロッパなど海外展開も進んでいます。
もしブラジルを訪れる機会があれば、現地で実際に履いてみるのも、ローカルの空気感をよりダイレクトに感じられて面白いかもしれません。
- ・Sanjo (@originalsanjo)
ポルトガル初のスニーカーブランドとも言われるSanjoは、1933年に創業した国民的シューズブランドで、学生からスポーツ、労働者まで幅広い層に履かれていました。しかし、90年代に海外製の大手メーカーが流入し競争が激化する中で、次第に衰退し、市場から姿を消していきました。
その後、2010年に復刻、2019年に本格的に再始動をし、2020年前後にスケートチームが結成されました。ポルトガルのスケートメディアSurge Skateboard Magazineの編集長Pedro Raimundoがチームマネージャーを務めています。
チームライダーは若手ローカルスケーターを中心に構成され、シューズ開発にも関わるなど、ブランドとスケートコミュニティをつなぐ役割を担っています。
復活にあたり「ブランドをポルトガルに戻す」というコンセプトのもと、かつては一部スペインや中国で生産されていた体制を見直し、現在は100%ポルトガル生産にこだわっています。
- ・Beautiful Planet footwear (@beautiful_planet_footwear)
日本の代理店BP tradingの西林氏と、元 IPATHライダーのMatt Rodriguez、そしてアーティストのBIG FOOT。IPATHの黄金期を支えた3人が集結し、実現したシューズプロジェクト。
スケートボードカルチャーをベースに、「愛・平和・生命の美しさ」を、横に繋ぐことをコンセプトとしたブランドです。この地球は、自然豊かで、多様な生物と平和に共存する美しい星であるため、愛と平和へのメッセージを込めて、“Beautiful Planet”と名付けられています。
Matt Rodriguezは、自由でクリエイティブ過ぎるスケートスタイルで、Stereoの最高期にPROとして活躍。その後IPATHの創設のオリジナルメンバーとしてブランドを牽引しました。ミュージシャンでもあるTommy GerrerroやRay Barbeeなどと音楽活動も行い、スケートボードや音楽といった自己表現に向き合い続ける、誰もが認める天才です。
スケートオタクは是非ゲットするべきシューズの一つと言えるでしょう。
(※本映像は、Matt Rodriguezのアーカイブ映像として掲載しています。↓)
- ・AREth footwear (@areth_footwear)
名前の由来は、We are…の『are』と4th・5thなどの順番を表す『th』との組み合わせで、簡単に言うと『自分たちの番』、そして『アース(地球)』という意味合いが込められています。
人柄が魅力の"番長"さんが作り出す、より地に足のついた”あしもと”の提供を目指す、2001年にスタートしたシューズブランドです。履き心地は良く、シンプルでありながらもオリジナリティのあるデザインです。さらに、なんと言ってもカップソールの耐久性の高さは間違いなく、飽きずに長く履き続けられる一足です。
日本人ライダーは、Sprinklesの竹田 昭馬や、KAONKAの新里孝明、Tightboothのフィルマー小倉慎吾の他、Magentaの荒木塁、熊本OLLIの奥脇賢二などレジェンドも在籍しています。
そして、数年前からサンフランシスコのFTC等でも取り扱いが始まり、SprinklesやLoopholeを手がけるフィルマー ZACH CHAMBERLINを筆頭に、MagentaのJAMEEL DOUGLAS、JESSE NARVAEZ、Sprinklesの関西弁もペラペラなCONNOR KAMMERER、Snackで現在は日本に住んでいるTY BEALLなど、USライダーも名を連ねるド渋なメンツが揃っています。
- ・POSSESSED SHOE.CO (@possessed_shoe)
“取り憑かれた”という意味を持つPOSSESSEDの名のもと、2016年にスタートしました。特徴は、オーリーなどの動作時に擦れてしまう靴の側面は2重構造になっています。日本人の足に合ったフィット感を大切にしたヴァルカナイズドソールは、品質が高い台湾の工場で生産しています。 品質向上の為にプロダクトテストを繰り返し、ストリートからパークまでオールラウンドに対応するシューズです。
ライダーはEvisenの丸山晋太郎、宮原聖美、赤木光舞、CAPYの愛称で知られる西川誠で構成しています。
いかがでしたでしょうか。今回の内容が、ブランドについて知るきっかけになっていれば幸いです。気になるシューズがあれば、ぜひお近くのスケートショップでチェックしてみてください。






























































